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いただきます。ごちそうさま。

  • 執筆者の写真: 田中 乗光
    田中 乗光
  • 2019年3月1日
  • 読了時間: 1分

 学生時代には、「坊さんやったら肉とか食べたらあかんやろ」とよく言われたことがあります(今も言われることはありますが><)。お坊さんも肉や魚を食べます!・・・けしからん!!と言われるかもしれませんが、肉も魚も野菜もお米も同じ命があるもの。同じように感謝をしていただいています。


 ここで問題です。『“いただきます”は、その命を頂く、物を頂くこと。では、“ごちそうさま”はどういう意味でしょうか?』


“ご馳走さま”と漢字で書くと“馳・走”という字を書きます。どちらも“はしる”という意味がありますが、食べた後のダイエットに走ろう!ということでは、もちろんありません。魚が食卓にあれば、その魚は漁師さんが、トラックの運転手さんが、スーパーなどのお店の人が、お母さんが・・・いろんな方々が走り回っていただいて、自分の目の前にそのお魚はあるのですね。魚だけではなく、他の食べものも同じです。そこに手を合わせ感謝させていただくのが“ごちそうさま”です。


 食べたもので体が作られます。いただきますやごちそうさまの感謝の言葉で心が作られるのではないでしょうか。



 
 
 

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