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  • 執筆者の写真田中 乗光

家庭にみ仏の光を

更新日:2020年3月30日

 最近は、あちらこちらで“働き方改革”“育休”などの職場環境の変化をよく聞くことがあります。なんでしたら、“もう働かなくてもいい時代が来る(根拠はよく分かりません)”と、驚くような話まで耳にします。AIやら、何やらで私たちの生活は大きく変わってきていることは間違いなさそうです。


 環境が変わっても、大切にしていきたいことは見失わないように日々精進を続けていきたいと思う今日この頃・・・が、これが難しいのです。特に、家庭!

「仕事で疲れた!家ではゆっくりしたい!」しかし、妻や子供に父や母、家族と居るとそんなわがままは通用しません。何なりと用事はあるものです。自分の思い通りにならず、ついイライラしてしまう。

 『人生は“こそ”の二文字のつけどころ。乱れるも“こそ”、治まるも“こそ”。』

もし、ご主人が奥さんに「おい!俺が働いているから“こそ”、お前は家でゆっくりできるんや!」と、自分に“こそ”をつけてしまうと(私は恐ろしくてそんな事言えませんが^^;)、ケンカの元ですね。その“こそ”を相手につけると、治まってくる。「お前が家のことをしてくれるから“こそ”、俺は自由に外で働ける」。確かに、“こそ”のつけどころは気を付けないといけないようです。


 今更ですが、子育ては本当に大変なことです。割合的に、やっぱり母親が主に子育てをされていることが多いと思いますが、その苦労をご主人は理解しないといけません。と、自分に言い聞かせています。

ニュースなどで、児童虐待を耳にすると「なぜ、そんなことになるのか」と思っていましたが、よくよく考えてみると、パンダの育児放棄やニホンザルはストレスで子どもの毛をすべてむしる、などなど、動物の世界でも同じようなことはおこっています。そこへさらに、親という責任などのプレッシャーもあると思います。少し前なら、ご近所さんや祖父や祖母に子どもをみてもらう環境が当たり前のようにあったのでしょうが、今はそう簡単にはいきません。だからこそ、育休の推奨もあるのではないかと思っています。

 娘「あれ、お母さんは?」

 父「買い物に行ってる」

 娘「なんや誰もおらんの」

・・とある父と娘の会話です。子どもにとって母は偉大です。環境が変わってきているなか、それを支えるためにご主人は行動を変える必要性が出てきているのでしょう。


 とあるご住職に「檀家さんを教化すると偉そうに言う前に、自分の家族を教化しなさい」と言われたことを思い出し、ついつい自分自身の反省を書いてしまいました。

しかし、一番お世話になっているのは家族なのは間違いのないことです。






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